バッファローのBSTBB700BKXは、周辺機器メーカーのバッファローが初めて手がけたトラックボールマウスで、2026年9月2日の発売直後から「初参入とは思えない完成度」という評判を複数のメディアから集めています。価格は税込6,990円で、静音ボタンと3台同時接続、コンパクトなボディを武器にしている製品です。この記事では、発売直後のメディアレビューと個人ブログの口コミを整理し、実際の評判とロジクールM575SPとの違い、購入前に押さえておきたい注意点までまとめます。
BSTBB700BKXは2026年9月2日発売、価格は6,990円
バッファローは2026年9月2日、初のトラックボールマウスとなるBSTBB700シリーズを発売しました。カラーはグラファイトブラックのBSTBB700BKXとシルキーホワイトのBSTBB700WHXの2色で、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングのバッファロー公式ストアが販売チャネルです。直販価格は税込6,990円ですが、発売から9月13日まで先着1,200名限定で1,000円引きの5,990円になる早割キャンペーンを実施しています。
バッファローはマウス市場に参入してから22年が経ちますが、トラックボールというカテゴリーへの参入は今回が初めてです。ITmediaは「マウス参入から22年、バッファロー初のトラックボール『BSTBB700』の完成度をチェックする」という記事を掲載し、初めて手がける製品としてどこまで作り込めているかという視点で実機を検証しました。ウインタブも「意外?これがバッファロー初のトラックボールです」というタイトルで記事を出しており、初参入という経歴からは想像しにくいほど完成度が高いという受け止め方が複数のメディアに共通しています。
トラックボール市場ではこれまでロジクールが強い存在感を持っていました。特に「MX ERGO」や、コストパフォーマンスの高さで支持を集めてきた「M575」シリーズ、そして2026年に登場した後継機の「M575SP」は、トラックボールを検討する際にまず名前が挙がる製品です。バッファローのBSTBB700Xシリーズは、このロジクール勢としのぎを削る形で市場に投入されており、後述するようにレビューの多くがM575SPとの比較を軸に書かれています。
サイズは奥行き117mmで競合よりコンパクト、DPIは3段階切替
BSTBB700Xの本体サイズは約95(幅)×117(奥行き)×51(高さ)mmで、操作用のボール径は約34mmです。競合するトラックボール製品の奥行きはおおむね124mmから138mmの範囲に収まるため、BSTBB700Xはそこから一回り小さいサイズに抑えられています。手が小さめの人でも扱いやすいサイズ感になっているとする記事が複数あり、日本人の手のサイズを意識した設計だとみられます。
接続方式はBluetoothと、付属のUSB無線アダプタによる2.4GHz帯接続の両方に対応しています。最大3台のデバイスとペアリングでき、本体上面のボタン一つで切り替えられる点が大きな特徴です。電源は単三形電池1本で、公称では最長約2年半の連続使用が可能とされています。対応OSはWindows、Mac、Chrome OS、iPadOSです。
ボタン構成は左クリック、右クリック、進む、戻る、ホイールクリックの5つに加え、ホイールの左右チルト操作にも対応しています。DPIの切り替えは本体上面のボタンから500、800、1200の3段階で行え、細かい作業では低めのDPI、広い画面でカーソルを大きく動かしたいときは高めのDPIというように使い分けられます。左右クリックをはじめとした主要ボタンには静音タイプのスイッチが採用されており、クリック音を抑えたい環境での利用を想定した設計です。
テクノエッジのミニレビューは、接続切り替え用のボタンが本体上面にあることで、マウスを持ち上げずに接続先を切り替えられる点を評価しました。DPI切り替えボタンも同じく上面にあり、作業内容に応じてカーソル速度をすぐに調整できる仕様になっています。

メディアレビューは「初参入とは思えない完成度」で一致
BSTBB700Xの発売前後には、PC Watch、INTERNET Watch、GAME Watch、価格.comニュース、エルミタージュ秋葉原、テクノエッジ、ITmedia PC USER、ギズモード・ジャパンといったPC・ガジェット系の主要メディアが軒並み記事を掲載しました。バッファローが初めて手がけるトラックボールという点への関心の高さがうかがえます。
PC Watchの「やじうまミニレビュー」は、複数のPCやマルチモニター環境を使うユーザーにとって、3台まで接続を切り替えられる機能がベストな選択肢になり得ると紹介しました。テレワークと出社を併用していたり、プライベート用と仕事用のPCを1台のトラックボールで行き来したいユーザーには魅力的な機能です。
テクノエッジは「しっくりくるサイズ感」「高速ホイールの搭載」「早割5,990円という価格の手頃さ」「ボタンの静音仕様」をプラス評価として挙げています。コンパクトなサイズ感と、価格に対して機能が充実している点のバランスの良さが評価のポイントです。ギズモード・ジャパンは「バッファローの初のトラックボール。いきなりレベル高い完成度」という見出しで記事を出しており、INTERNET Watchも「手のひらに馴染むトラックボールマウス」というタイトルでアーチ形状によるフィット感を取り上げました。複数のメディアが独立して同じ方向の評価をしている点から、製品の作り込みに対する評価はメディア間である程度そろっていると見てよさそうです。
BSTBB700Xの大きな特徴のひとつが「アーチ設計」と呼ばれる形状です。手のひら全体を包み込むように適度な傾斜と丸みを持たせた形状で、マウスのように手首ごと動かす必要がなく、指先だけでボールを転がして操作できます。長時間のPC作業における手首や腕への負担を軽減する狙いがある設計です。
スクロールホイールは、クリック式のスクロールだけでなく高速スクロールや慣性を利用したスクロール、左右方向のチルト操作にも対応しています。横に長いスプレッドシートやWebページの横スクロールにも使える仕様です。金属製のホイールには磁力によるクラッチ機構が採用されており、指で軽く弾くと勢いよく回転し続ける滑らかな高速スクロール感を実現しています。

トラックボールが手首の負担を抑える仕組み
トラックボールは、本体をデスク上で動かさずに親指や人差し指でボールを転がしてカーソルを操作する仕組みのポインティングデバイスです。一般的なマウスはカーソルを動かすたびに腕全体や手首を細かく往復させる必要があり、この反復動作が手首の腱に負担をかける要因のひとつとされています。これに対してトラックボールは本体を固定したまま指先だけでボールを転がすため、腕を動かす範囲が物理的に小さく済みます。
こうした特徴から、テレワークの定着や長時間のデスクワークによる手首・肩の疲労への関心の高まりとともに、トラックボール自体の需要は近年じわじわと拡大してきました。ただし操作方法が個人の使い方の癖に合わないケースもあるとされており、負担の感じ方には個人差がある点も踏まえておく必要があります。BSTBB700BKXのアーチ設計や指先操作という特徴も、こうしたトラックボール全体の流れに沿ったものだといえます。
note・ブログの口コミはM575SPとの比較でボールの転がりに差
メディアだけでなく、個人のガジェットブログやnoteでもBSTBB700Xのレビューが複数公開されています。note上のガジェットブログ「ガジェット沼」は、BSTBB700Xの特徴を「初のトラックボールは静音×3台切替が武器」というテーマでまとめました。静音性と複数台接続の切り替えという2つの機能を、実際に使ってみて特に便利だと感じたポイントとして紹介しています。
別のnoteブログは「バッファロー初のトラックボールBSTBB700X、まさかの完成度だった件。M575SP使いの俺が触ってみた。」というタイトルで、普段M575SPを使っているユーザーがBSTBB700Xを試した感想を公開しました。良い意味で予想を裏切られたという趣旨の内容で、細かい使い勝手の作り込みを好意的に評価しています。ブログ「blog-lab」の実機レビューでも、BSTBB700XとM575SPが比較の対象になっています。
これらのレビューで共通して触れられているのが、ボールの転がり方の違いです。M575SPはボールの転がりが軽く、指先で軽く撫でるだけでカーソルが画面の端から端まで一気に移動する感覚があります。一方でBSTBB700Xのボールの転がりは「素直だが、ひと押し分の力が必要」という感触だとレビュアーは表現しました。ボールを転がす軽さという一点に絞れば、先行するM575SPのほうが上だという評価が複数のレビューで一致しています。
これはBSTBB700X単体の操作性が悪いという話ではありません。価格や静音性、接続の切り替えやすさを含めた総合的なバランスでは、BSTBB700Xを評価する声のほうが目立っています。ボールの転がりの軽さだけを比較するとM575SPに軍配が上がるものの、それ以外の要素まで含めた総合力では十分に張り合える製品だというのが、複数のレビューを見比べたうえでの評価です。
メリットは価格、静音性、3台切替の3点
各メディアと個人ブログの評判を照らし合わせると、BSTBB700BKXが評価されている理由は主に3つに集約できます。
1つ目は価格に対する満足度です。実売6,990円、早割適用時は5,990円という価格帯でありながら、静音ボタン、高速・チルト対応ホイール、3台同時接続といった機能を一通り備えており、コストパフォーマンスの高さにつながっています。
2つ目はコンパクトで手になじむサイズ感です。奥行き117mmという競合製品より一回り小さいボディサイズと、手のひら全体を包み込むアーチ形状の組み合わせにより、手が小さい人でも扱いやすいという声が複数のレビューで確認できます。
3つ目は3台同時接続と静音性の実用性です。仕事用PC、プライベート用PC、タブレットといった複数のデバイスを1台のトラックボールで使い分けたいユーザーにとって、本体上面のボタン一つで接続先を切り替えられる仕様は利便性が高く、クリック音の静かさはオフィスや在宅勤務、夜間の作業といった場面で気を使わずに済みます。
注意点はボールの転がりの重さと発売直後ゆえの情報不足
購入前に押さえておきたい注意点は主に2つあります。1つは前述のとおり、ボールの転がりの軽さがM575SPに比べると劣るという点です。より軽い操作感を求めるユーザーには物足りなく感じられる可能性があり、これは製品の欠陥ではなくメーカーやモデルごとのチューニングの違いによるものです。可能であれば店頭やレンタルで実際に触れてから判断するのが確実です。
もう1つは、発売されたばかりの製品であるため、長期間使用した際の耐久性やセンサーの追従性能についての情報がまだ十分に蓄積されていない点です。Amazonなどのレビュー件数も発売直後の時点では少なく、多くのユーザーが長期間使ったうえでの評価は今後蓄積されていく段階にあります。ボタンのへたりや無線接続の安定性については、今後投稿されるレビューを継続的に確認することをおすすめします。
加えて、BSTBB700Xはバッファロー公式ストアの限定モデルという販売形態のため、購入できるチャネルがAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの公式ストアに限られます。家電量販店の店頭で実機に触れる機会が限られる可能性があるため、店頭展示の有無を事前に確認しておくとよいでしょう。
ロジクールM575SPとの違いは転がりの軽さと静音性のトレードオフ
BSTBB700XとM575SPを比較すると、それぞれの強みがはっきり分かれます。M575SPはボールの転がりの軽さと滑らかさに定評があり、指先で軽く撫でるだけでカーソルが大きく動く操作感が特徴です。長年支持されてきた「M575」シリーズの後継機として2026年に登場した製品で、トラックボールとしての完成度は折り紙付きです。
一方のBSTBB700Xは、ボールの転がり自体はM575SPほど軽くはないものの、静音性、3台同時接続、コンパクトなサイズ、価格面でのバランスの良さという独自の強みを持っています。ボールの転がりの軽さを最優先するならM575SP、静音性やマルチペアリングの利便性、価格を重視するならBSTBB700Xという選び方が実態に近いでしょう。M575SPを普段使いしているユーザーがBSTBB700Xを試したnote記事でも「まさかの完成度だった」という評価が出ており、既存のトラックボールユーザーから見ても比較検討に値する製品として受け止められています。
BSTBB700BKXがおすすめなのは静音性とマルチペアリングを重視する人
これまでの評判を踏まえると、BSTBB700BKXは初めてトラックボールを使う人で、価格を抑えつつも一通りの機能がそろった製品を探している人に向いています。複数のPCやタブレットを日常的に使い分けており、接続切り替えの手軽さを重視する人、オフィスや家族と同室での作業が多くクリック音の静かさを重視する人、手が小さめでコンパクトなサイズのポインティングデバイスを探している人にも合う製品です。長時間のデスクワークが多く、手首への負担を減らしたいと考えている人にとっても選択肢になります。
反対に、ボールの転がりの軽さを最優先したい人や、すでにM575SPなど転がりの軽さに定評のある製品に慣れているユーザーは、操作感の違いに注意が必要です。可能であれば実機を試してから判断することをおすすめします。

光学センサーの読み取り精度は価格帯を考えれば十分
トラックボールでは、ボールの動きを読み取るセンサーの精度も操作感を左右する重要な要素です。BSTBB700Xでは5つのボタンに加えて金属製の高速スクロール・チルトホイールを搭載し、DPIを500、800、1200の3段階で切り替えられる仕様になっています。DPIを低めに設定すれば細かい作業がしやすくなり、高めに設定すれば広い画面上でカーソルを素早く大きく動かせるため、資料作成やデザイン作業、マルチモニター環境でのウィンドウ移動など、作業内容に応じて使い分けられます。
現時点で公開されているレビュー記事の範囲では、センサーの読み取り精度そのものについて否定的な指摘は見当たらず、価格帯を考慮すれば十分な性能という評価が主流です。ただし発売直後のレビューが中心であるため、長期間の使用における読み取り精度の安定性については、今後の口コミの蓄積を見ておく必要があります。
サポート体制はバッファロー製品共通の保証が適用される
BSTBB700BKXを含むBSTBB700Xシリーズの個別の保証期間については、公式サイトの製品ページや同梱の保証書での確認が必要です。バッファロー製品全般としては、商品ごとに定められた保証期間内に故障が生じた場合には無償修理を受けられる体制が整えられています。サポート期間の案内ページや修理受付の窓口も公式サイト上に用意されており、購入後に不具合が発生した場合も問い合わせがしやすい体制です。周辺機器メーカーとして長年の実績があるバッファローの製品であるという点も、サポート体制への安心感につながっています。
まとめ
バッファローが22年間のマウス事業のノウハウを注ぎ込んで開発した初のトラックボール、BSTBB700BKX(BSTBB700Xシリーズ)は、2026年9月2日の発売直後から多くのITメディアとガジェットブログで取り上げられ、総じて好意的な評判を集めました。実売6,990円という価格帯でありながら、アーチ設計による手になじむ形状、高速・チルト対応のスクロールホイール、静音仕様のボタン、最大3台までのマルチペアリング機能をそろえており、初参入とは思えない完成度という評価が複数のメディアで共通して見られます。
ボールの転がりの軽さという一点では、先行するロジクールのM575SPに軍配が上がるレビューが目立ちます。ここは好みが分かれる部分なので、軽い転がりを重視するならM575SP、静音性や3台切替、価格のバランスを重視するならBSTBB700BKXという選び方が現実的です。発売されたばかりの製品であるため、長期使用時の耐久性やセンサー性能については今後の口コミの蓄積を確認しておきたいところです。
価格、静音性、マルチペアリングのバランスを重視するなら、BSTBB700BKXは有力な選択肢のひとつです。購入を検討する際は、本記事で紹介したメディアレビューやユーザーの声を参考にしながら、自分の使い方に合った機能を優先して選んでください。








