KONNWEI KW850の評判を徹底解説|口コミと機能の真相

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KONNWEI KW850の評判は、70〜90ドルという手頃な価格帯で全10のOBD2テストモードに対応し、O2センサーのグラフ表示やワンタッチI/Mレディネスキーといった上位機種並みの機能を備えている点で、DIY整備愛好家から一般のカーオーナーまで幅広く高い支持を得ているプロ仕様のOBD2スキャナーです。コストパフォーマンスの高さと耐久性、生涯無料のソフトウェアアップデートが特に評価されており、海外の主要レビューサイトでも上位ランクに入る人気モデルとなっています。一方で日本語非対応やハイブリッド車・電気自動車への非対応といった制約もあるため、購入前に自分の使用目的と車種への適合性を確認することが重要です。本記事では、KONNWEI KW850の特徴・機能・実際の評判・他製品との比較・購入時の注意点まで、ユーザーが知りたい情報を網羅的に解説します。

目次

KONNWEI KW850の評判を総合評価でまとめると

KONNWEI KW850の総合的な評判は、価格対性能比の高さを最大の評価ポイントとして、海外の主要レビューサイトおよびAmazonユーザーから高い支持を受けています。専門的なレビューサイトでは「KONNWEI製スキャナーの代表格」として紹介されており、コードの読み取り・消去・ライブデータ表示・排気ガスチェックを90ドル以下で実行できる製品として高く評価されている点が特徴です。

DIY整備愛好家や一般のカーオーナーが最初に購入するOBD2スキャナーとして推薦されることが多く、特にチェックエンジンライト(エンジン警告灯)が点灯した際に、ディーラーや整備工場へ持ち込む前に自分で状況を把握したいユーザーから絶大な支持を得ています。耐久性の高いABS樹脂製ボディと36ヶ月(3年間)保証、生涯無料のソフトウェアアップデートが提供される点も、長期使用を前提とするユーザーから好評です。

ただし、日本語非対応やハイブリッド車・電気自動車(EV)非対応、ABS・SRS・トランスミッション系の固有コードに非対応といった制約もあるため、これらの機能を求めるユーザーにとっては選択肢から外れる可能性があります。自分の用途と照らし合わせて選ぶことが大切です。

KONNWEIとはどのようなメーカーなのか

KONNWEI(コンウェイ)とは、中国・深圳市に拠点を置くShenzhen Jiawei Hengxin Technology Co., Ltd.が展開するブランドです。OBD2スキャナーや車載診断ツールを中心とした製品群を世界市場に向けて展開しており、Amazon・Walmart・eBayなどの大手ECプラットフォームで広く販売されています。

同社の製品は、コストパフォーマンスの高さが評価されており、「プロ仕様の機能をリーズナブルな価格で提供する」というコンセプトのもと、DIY整備愛好家から一般のカーオーナーまで幅広いユーザー層に支持されています。特にKW850は、KONNWEIのラインナップの中でも最も人気が高いモデルの一つであり、2024年から2026年にかけてもベストセラーとして多くのレビューサイトで上位にランクインしました。

中国メーカー製品ということで品質面を不安視する声もありますが、実際のユーザー評価では「頑丈で落としても壊れない」「長期間使っても問題なく動作する」といった肯定的な意見が多く、耐久性に関する評判は良好です。

KONNWEI KW850とはどのような製品か

KONNWEI KW850とは、OBD2(On-Board Diagnostics 2)規格に完全対応したプロ仕様の車両診断スキャナーです。1996年以降に製造された、OBD2規格に対応するほぼすべてのガソリン車およびディーゼル車に対して使用できます。

OBD2とは、車両に搭載されたコンピュータシステムと通信するための標準規格であり、エンジン・排気系・各種センサーなどの状態をデジタルデータとして読み出すための仕組みです。KW850はこのOBD2プロトコルをすべてサポートしており、エンジン警告灯の原因特定から、リアルタイムのセンサーデータ取得まで、多彩な診断機能を備えています。

本製品はもともと英語圏のユーザーをメインターゲットとしていますが、日本のAmazon(Amazon.co.jp)でも流通しており、日本の輸入車や一部の国産車でも使用可能です。

KONNWEI KW850の外観・デザイン

KW850は手のひらサイズのハンドヘルドデバイスで、コンパクトながらも視認性の高い2.8インチTFT液晶カラースクリーンを搭載しています。液晶はカラー表示に対応しており、グラフやデータを視覚的にわかりやすく表示できる点が特徴です。

ボディはABS樹脂製で軽量、耐衝撃性を備えており、落下しても破損しにくい頑丈な設計となっています。ボタンはシリコン製のソフトキーを採用しており、上下左右の方向キー、OKボタン、ESCボタン、そしてKW850独自のI/Mワンタッチキーを搭載しています。

本体からは4.5フィート(約137センチ)の長いOBD2診断ケーブルが伸びており、車内でスキャナーを操作しながらコネクタを車両のOBD2ポートに接続した状態で診断作業を行えます。ケーブルが長いため、ダッシュボード下のOBD2ポートから手元のスキャナーまでゆとりをもって操作できる点が実用的です。本体カラーはブラックが基本で、プロフェッショナルな印象を与えるデザインに仕上がっています。保管用の専用ケースが付属しており、持ち運びや保管時にスキャナーを保護できます。

KONNWEI KW850の主要スペック一覧

KONNWEI KW850の主要なスペックは下記の表のとおりです。

項目仕様
ディスプレイ2.8インチ TFT液晶カラースクリーン
ケーブル長4.5フィート(約137センチ)
対応電源車両OBD2ポートからの給電(外部電源不要)
対応言語英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語、イタリア語、ポルトガル語、ポーランド語、オランダ語の計9言語
メモリ内蔵メモリカード搭載(トラブルコード・ライブデータ・フリーズフレームの保存可)
アップデートインターネット経由でのソフトウェアアップデートに対応(生涯無料)
保証期間36ヶ月(3年間)
対応車両1996年以降のOBD2準拠車両(ガソリン車・ディーゼル車、12Vシステム)

なお、ハイブリッド車・電気自動車(EV)には対応していない点に注意が必要です。

KONNWEI KW850の主な機能と特徴

KONNWEI KW850の主な機能とは、OBD2規格が定める全10種類のテストモードに完全対応している点と、上位機種にしか搭載されないような高度な診断機能を低価格帯で実現している点です。同価格帯の競合製品と比較しても、機能の豊富さで頭一つ抜けた存在となっています。

DTCコードの読み取りと消去機能

KW850の最も基本的かつ重要な機能が、DTC(Diagnostic Trouble Code:故障診断コード)の読み取りと消去です。車のエンジンコントロールユニット(ECU)が検出した異常を数字とアルファベットの組み合わせで表示し、その意味を内蔵データベースから検索して表示します。

内蔵されているコードデータベースは8000以上のジェネリック(汎用)コード定義をカバーしており、表示されたコードから問題箇所を特定できます。コードの確認後、「コード消去」機能を使うことでエラーをリセットし、チェックエンジンライトを消灯させることが可能です。ただし、根本的な問題を修理せずにコードを消去するだけでは、すぐに再点灯することになるため注意が必要です。

ライブデータストリーム表示機能

ライブデータストリーム表示とは、リアルタイムで車両の各センサーから取得したデータを数値およびグラフ形式で表示する機能です。最大4つのパラメータを同時にグラフ表示する機能があり、エンジン回転数(RPM)、冷却水温度、燃料トリム、吸入空気温度などを視覚的に把握できます。時系列変化をグラフで確認できるため、間欠的な問題(特定の状況でのみ発生する故障)の診断に有効です。

フリーズフレームデータ取得機能

フリーズフレームデータとは、故障コードが設定された瞬間の車両状態を記録したデータのことです。問題発生時の車速・エンジン回転数・負荷率・冷却水温度・燃料系統のデータが保存されており、問題を再現させずに状況を把握できる点が大きな利点です。

ワンタッチI/Mレディネスキー

KW850の独自機能として特に注目されるのが、ワンタッチI/Mレディネスキーです。ボタン一つで排気ガス規制への対応状況(エミッションレディネス)を即座に確認できます。米国では州政府が実施する排気ガス検査(State Emissions Test)のパス要件として、各OBD2モニターが「READY」状態であることが必要とされており、この機能を使うことで検査前に車の準備状態を素早く確認できる点が好評です。

O2センサーテスト機能

O2センサーテストとは、酸素センサー(O2センサー)の動作状況をリアルタイムでモニタリングできる機能です。O2センサーは燃料の空燃比を制御する重要なセンサーであり、劣化すると燃費悪化やエンジン不調の原因となります。KW850では電圧波形をグラフ表示することができ、センサーの応答速度や出力値を確認できる点が特徴です。この機能は通常150ドル以上の高価なスキャナーに搭載されることが多く、KW850でこの機能が使える点は大きなアドバンテージといえます。

EVAPシステムテストと車両情報取得

KW850は蒸発排出ガス制御(EVAP:Evaporative Emission Control System)の診断を実行できる機能も備えています。EVAPシステムは燃料タンクからの燃料蒸発ガスの大気中への放出を防ぐシステムであり、KW850でその健全性をテストできます。

また、VIN(Vehicle Identification Number:車両識別番号)を車のECUから直接読み取る機能も備えています。車体に刻印されたVINと照合することで、スキャナーが正しい車に接続されているかの確認や、車両データベースでの検索に活用できます。さらに、リアルタイムで車両のバッテリー電圧を監視する機能も搭載されており、エンジン始動時のバッテリー性能やオルタネーターの充電状態を確認することで、バッテリー上がりの予防に役立てることができます。

KONNWEI KW850の評判で高く評価されているメリット

KONNWEI KW850の評判で高く評価されているメリットとは、価格に対する機能の豊富さと耐久性、長期サポート体制の3点に集約されます。実際のユーザー評価や専門レビューサイトの評価を整理すると、以下のような肯定的な評判が多く見られます。

コストパフォーマンスの高さが最大の評価ポイント

KW850の最大の魅力は、価格が70〜90ドル前後(国内では約1万〜1万5千円程度)でありながら、通常150ドル以上のスキャナーに搭載されるような機能を備えている点です。実際のユーザーからは「70ドルでこれだけの機能が使えるのは驚き。チェックエンジンライトの原因を素早く特定でき、ディーラーに持ち込む前に自分で状況を把握できるようになった」という声が多く寄せられています。

全10のOBD2テストモード対応で本格診断が可能

安価なスキャナーではコードの読み取りと消去程度しかできないものも多いのですが、KW850は全10モードに対応しており、総合的な診断が可能です。コードの読み取りと消去だけでなく、ライブデータも確認できるため、以前は安いスキャナーを使っていたユーザーが「KW850に替えてから診断の精度が格段に上がった」と評価する声もあります。

ライブデータのグラフ表示が実用的

センサーデータをグラフ形式で視覚的に確認できる点も高く評価されています。特にO2センサーのリアルタイム波形表示は、燃料トリムの問題診断に実用的な価値があり、「O2センサーのグラフ表示が秀逸。燃費が悪化していた原因をこれで特定し、センサー交換で改善した」というユーザーの声もあります。

耐久性の高さと長期保証

ABS樹脂製のボディは頑丈で、落下させても破損しにくいという評価が多く見られます。さらに、36ヶ月(3年間)の保証と24時間365日対応のテクニカルサポートが提供される点も、長期使用を前提とするユーザーから好評です。生涯無料アップデートにより、一度購入すれば追加費用なしに常に最新ソフトウェアを使用できる点も大きなメリットです。

内蔵メモリと多言語対応

KW850は内蔵メモリを搭載しており、診断結果をスキャナー内に保存でき、後から確認できる点が便利です。また、9言語をサポートしており、英語以外のユーザーにも配慮されています。

KONNWEI KW850の評判で注意すべきデメリット

KONNWEI KW850の評判で注意すべきデメリットとは、日本市場特有の制約と、診断対象範囲の制限の2点が中心です。購入前に把握しておくべきポイントを以下に整理します。

日本語非対応で英語操作が必要

KW850の9言語のうち日本語は含まれておらず、メニューや結果表示はすべて英語(または他の対応言語)での操作が必要です。実際のユーザーからも「日本語に対応していないので、英語が苦手な人には敷居が高い。英語で表示されるコードの意味を別途調べる必要がある」という声があります。英語に苦手意識のあるユーザーには使いにくい面があるため、購入を検討する際の重要な確認事項となります。

ハイブリッド車・電気自動車には非対応

KW850はトヨタプリウスやホンダe、日産リーフなどのハイブリッド車・電気自動車には使用できません。日本で普及しているプリウスが対象外となる点は注意が必要で、所有車種がこれらに該当する場合は別の選択肢を検討する必要があります。

ABS・SRS・トランスミッション診断不可

KW850はエンジン系・排気系のOBD2診断専門であり、ABS(アンチロックブレーキシステム)やSRS(エアバッグ)、トランスミッション系の固有コードには非対応です。これらを診断するには上位機種が必要になります。これらの診断機能を求めるユーザーにとっては、KW850は機能不足と感じる可能性があります。

画面の反射と防水非対応

ディスプレイに反射防止加工(アンチグレア)が施されていないため、直射日光の下では画面が見づらくなることがあります。ユーザーからも「直射日光の下では画面が見づらい。反射防止コーティングがあればより良かった」という指摘があります。また、防水・防滴仕様ではないため、雨天時や水気のある環境での使用には注意が必要です。

一部欧州車での互換性問題

一部のメルセデス・ベンツなど、独自の通信プロトコルを採用している車種では正常に動作しない場合があります。「メルセデスで使おうとしたが接続できなかった。欧州車ユーザーは事前に対応確認が必要」という声もあるため、欧州車オーナーは購入前の対応確認が重要です。

ボタンの感触に関する意見

ソフトシリコンボタンはやや押し応えが曖昧と感じるユーザーもいます。操作性に関しては好みが分かれる部分です。

KONNWEI KW850と他のOBD2スキャナーとの違い比較

KONNWEI KW850と他の主要OBD2スキャナーとの違いを比較すると、価格帯ごとに明確な機能差があり、用途に応じた選び方が重要であることがわかります。同価格帯の競合製品との比較を以下に整理します。

比較項目KONNWEI KW850Foxwell NT301BlueDriver廉価版スキャナー(3000〜5000円クラス)
接続方式ハンドヘルドハンドヘルドBluetooth+スマホハンドヘルド
O2センサーグラフ表示対応対応対応非対応が多い
内蔵メモリ保存対応限定的スマホ保存非対応
ABS/SRS診断非対応非対応対応非対応
価格帯70〜90ドル同程度KW850より高価3000〜5000円

KONNWEI KW850とFoxwell NT301の比較

Foxwell NT301は同様の価格帯でOBD2診断機能を提供する製品です。NT301はマニュアルの内容が詳細でわかりやすいという評価がある一方、KW850はO2センサーのグラフ表示機能と内蔵メモリでの保存機能において優位性を持ちます。ハードウェアの堅牢さではKW850が若干優れているという評価が多く見られます。

KONNWEI KW850とBlueDriverの比較

BlueDriverはBluetooth接続でスマートフォンと連携するタイプのOBD2スキャナーです。BlueDriverはスマートフォンアプリとの連携でABS・SRS・トランスミッションのコードも読み取れる点が大きな強みですが、価格はKW850より高く、アプリのインストールや通信の安定性が必要となります。手軽にハンドヘルド端末で完結させたい場合はKW850、スマートフォンと連携した高度な診断が必要ならBlueDriverという選択肢になります。

KONNWEI KW850と廉価版スキャナーの比較

3000〜5000円程度の格安OBD2コードリーダーと比較すると、KW850は価格が3倍以上高くなりますが、機能面では大きな差があります。安価なコードリーダーはDTCの読み取りと消去のみに対応しているものが多く、ライブデータ表示・フリーズフレーム・O2センサーテスト・I/Mレディネスなどの高度な機能は省かれていることが多くなっています。本格的な診断を行いたいユーザーには、KW850のような製品が適しています。

KONNWEI KW850の対応車種と適合性

KONNWEI KW850の対応車種とは、地域ごとに以下の条件を満たす車両です。北米(アメリカ・カナダ)では1996年以降のOBD2準拠車両、ヨーロッパでは2003年以降のEOBD(欧州版OBD2)準拠車両、アジア(日本・韓国など)では2007年以降のOBD2準拠車両が対象となります。

対応する主要ブランドとしては、日本車・アジア車ではトヨタ、ホンダ、日産、マツダ、スバル、スズキ、三菱、レクサス、起亜、現代、イスズ、ダイハツなどが挙げられます。欧州車ではBMW、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン、アウディ、プジョー、シトロエン、フィアット、ボルボ、ランドローバー、ジャガー、アルファロメオ、ベントレーなどが対応しています。米国車ではフォード、GM(ゼネラルモーターズ)、クライスラーなどが対象です。

ただし、一部のメルセデス・ベンツや1996年製ディーゼル車、ハイブリッド車・電気自動車には対応していないケースがあります。購入前に自分の車種が対応しているか確認することが推奨されます。

対応するOBD2通信プロトコル

KONNWEI KW850は、CAN(Controller Area Network)、J1850 PWM(Pulse Width Modulation)、J1850 VPW(Variable Pulse Width)、ISO 9141-2、KWP 2000(ISO 14230)、ISO 15765(CAN)という、OBD2規格で定められているすべての通信プロトコルに対応しています。特に近年の車両で広く採用されているCANプロトコルにも完全対応しているため、最新の車種でも安心して使用できる仕様です。

KONNWEI KW850の使い方と操作手順

KONNWEI KW850の使い方は非常にシンプルで、初心者でも直感的に扱えるよう設計されています。基本的な使用手順を順を追って解説します。

手順1:OBD2ポートへの接続

まず、車のOBD2診断ポートを見つけます。OBD2ポートは一般的にハンドルの下、ダッシュボード左側付近に設置されており、台形型の16ピンコネクタです。KW850のケーブルコネクタをポートに差し込みます。エンジンがかかっていなくてもスキャナーは起動しますが、正確な診断にはイグニッションをオン(エンジン始動でも可)の状態で行うことが推奨されています。

手順2:電源投入と言語設定

接続するとスキャナーは自動的に起動します。初回使用時は言語設定メニューが表示されるので、英語を選択します。なお、KW850は日本語には対応していないため、英語での操作が必要となります。

手順3:診断メニューからの実行

メインメニューには主要な診断項目が並んでいます。「Read Codes」では現在のDTCと保留中のDTCを読み取ることができ、「Erase Codes」ではDTCを消去してMILをリセットします。「Live Data」ではリアルタイムセンサーデータを表示し、「Freeze Frame」ではフリーズフレームデータを確認できます。「I/M Readiness」では排気ガスモニターの準備状態を表示し、「O2 Mon. Test」ではO2センサーテストを実行します。さらに「On-board Monitor」「Component Test」「Vehicle Info」「Modules Present」など、用途に応じた診断メニューが用意されています。

手順4:ボタン操作と結果の保存

上下ボタンでメニュー項目を移動し、OKボタンで選択・決定、ESCボタンで前の画面に戻ります。I/Mキーはどの画面からでもワンタッチでI/Mレディネス画面へアクセスできる便利なショートカットキーです。KW850には内蔵メモリが搭載されており、取得したトラブルコード・ライブデータ・フリーズフレームデータをスキャナー内に保存できます。保存したデータは車から離れた後でも確認・再生が可能です。

ソフトウェアアップデートの方法

KW850は生涯無料でソフトウェアアップデートが可能です。アップデートを行うことで、最新の車種に対応した新しいDTCコードの定義やシステムの改善が反映されます。アップデートはKONNWEIの公式ウェブサイトからUPLINKというアップデート専用プログラムをダウンロードしてPCにインストールし、KW850のスキャナー本体のボタンを押しながら付属のUSBケーブルでPCに接続することで実行できます。アップデートは基本的にWindowsPC環境で行う必要がある点に注意が必要です。

KONNWEI KW850の購入方法と価格相場

KONNWEI KW850の購入方法は、主要なECプラットフォームを通じた購入が一般的で、価格相場は70〜90ドル(日本円で約1万〜1万5千円)程度となっています。販売プラットフォームごとの特徴を以下に整理します。

販売プラットフォーム特徴
Amazon(Amazon.com / Amazon.co.jp)最も流通量が多く、正規品の入手が容易。プライム会員向けの送料無料や迅速配送のメリットがある
Walmart(ウォルマート)米国では実店舗でも購入可能な場合がある。オンラインでも取り扱いあり
eBay中古品や再生品も流通している
AliExpress中国からの直送で購入可能。価格は安い場合があるが、配送に時間がかかる

定期的にセール価格での販売も行われるため、購入前に複数のプラットフォームで比較することが推奨されます。なお、偽造品・コピー品が流通しているため、必ず信頼できる販売店から「Original」と記載のある正規品を購入することが重要です。KONNWEIの公式サイトでも直接購入や正規販売店の確認ができます。

KONNWEI KW850を使う際の注意点

KONNWEI KW850を使う際の注意点は、診断結果の取り扱いと安全な運用方法の2点が中心です。OBD2スキャナーを活用する際には、以下の点に留意することが重要です。

コード消去前のデータ記録が必須

DTCコードを消去する前に、必ずコードの内容とフリーズフレームデータを記録・確認することが大切です。消去後はデータが失われ、問題の再現を待つ必要が生じる可能性があります。せっかく取得した診断データを無駄にしないためにも、消去前のメモや写真撮影が推奨されます。

根本原因の修理が最優先

コードを消去しても、根本的な問題を修理しなければ再びコードが設定されます。エンジン警告灯が点灯した場合は、原因を特定して修理することが最優先です。診断ツールはあくまでも原因特定の補助であり、修理の代わりにはなりません。

専門家への相談を視野に入れる

DTCコードを読み取って原因の見当をつけることはできますが、実際の修理作業はプロの整備士に依頼することが安全です。KW850はあくまでも診断補助ツールであり、修理ツールではありません。複雑な故障や安全に関わる部位の問題は、必ず専門家の判断を仰ぐことをお勧めします。

I/Mレディネスの確認タイミング

排気ガス検査前にコードを消去すると、モニターがリセットされ「NOT READY」状態になります。検査前にコードを消去した場合は、十分なドライブサイクルを経てすべてのモニターが「READY」状態になってから検査に臨む必要があります。

バッテリー消費への配慮

スキャナーを接続したまま長時間放置すると、車のバッテリーを消費する可能性があります。使用後は必ず取り外すことが大切です。特に古い車や弱ったバッテリーを搭載している車では、この点に注意が必要です。

KONNWEI KW850についてよくある疑問

KONNWEI KW850について多くのユーザーが抱く疑問への回答を、本セクションで解説します。

KONNWEI KW850は日本語に対応しているのか

KONNWEI KW850は日本語には対応していません。対応言語は英語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・ロシア語・イタリア語・ポルトガル語・ポーランド語・オランダ語の9言語です。メニューや診断結果はすべて英語または他の対応言語で表示されるため、英語に不慣れなユーザーは、表示されたDTCコードの意味を別途調べる必要があります。

KONNWEI KW850はハイブリッド車やEVに使えるのか

KONNWEI KW850はハイブリッド車および電気自動車(EV)には対応していません。トヨタプリウスやホンダe、日産リーフなどは診断対象外となります。これらの車種を所有している方は、別途専用のスキャナーを検討する必要があります。

KONNWEI KW850でABSやエアバッグの診断はできるのか

KONNWEI KW850はエンジン系・排気系のOBD2診断専門であり、ABS(アンチロックブレーキシステム)やSRS(エアバッグ)、トランスミッション系の固有コードには対応していません。これらの診断を行いたい場合は、上位機種を選ぶ必要があります。

KONNWEI KW850の保証期間はどれくらいか

KONNWEI KW850の保証期間は36ヶ月(3年間)です。さらに24時間365日対応のテクニカルサポートも提供されており、長期間の使用を前提としたサポート体制が整っています。

KONNWEI KW850はソフトウェアアップデートできるのか

KONNWEI KW850は生涯無料でソフトウェアアップデートが可能です。アップデートにより最新の車種に対応した新しいDTCコードの定義やシステムの改善が反映されます。アップデートはWindowsPCを使用して、KONNWEIの公式サイトからUPLINKプログラムをダウンロードして行います。

まとめ:KONNWEI KW850の評判と購入判断のポイント

KONNWEI KW850の評判をまとめると、DIY整備愛好家から一般のカーオーナーまで幅広いユーザーに適した、コストパフォーマンスに優れたプロ仕様のOBD2スキャナーという結論になります。70〜90ドルという手頃な価格帯でありながら、全10のOBD2テストモード対応・O2センサーグラフ表示・ワンタッチI/Mレディネスキー・内蔵メモリ保存・生涯無料アップデートなど、上位機種に匹敵する機能を搭載している点が最大の魅力です。

日本語非対応・ハイブリッド車非対応・ABS/SRS非対応などの制約はあるものの、エンジン系・排気系のOBD2診断に限定すれば、これほどのコスパを誇る製品は少ないといえます。ディーラーや整備工場への持ち込み前に自分で状況を把握したい、チェックエンジンライトの原因を自分で調べたい、という用途には十分すぎる性能を持っています。

特に、排気ガス検査への対応確認(I/Mレディネス)が必要な環境や、O2センサーの診断を重視するユーザー、そして長期間使い続けられる耐久性のあるスキャナーを探しているユーザーには、KONNWEI KW850は非常に適した選択肢です。車のDIY診断・メンテナンスに興味を持つすべての方に、一台持っておくことをお勧めしたい製品といえます。

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