シャオミのスマートバンド新作は、発売から間もなく「3,980円でここまで使えるのか」という評判が集まっています。Smart Band 11 Activeは2026年8月27日に発売され、5ATM防水と最大21日間のバッテリー駆動、心拍数やSpO2などの健康管理機能を備えたエントリーモデルです。この記事では、価格・スペック・実際の口コミをもとに、購入前に気になる評判を整理します。
シャオミのSmart Band 11 Activeの評判は「価格の割に十分」に集約される
Smart Band 11 Activeに対する評判をひとことでまとめると、「3,980円という価格からすると機能が十分すぎる」という声に集約されます。1.47インチのディスプレイと60Hzのなめらかな画面操作、心拍数・SpO2・睡眠・ストレスの計測機能、5ATMの防水性能を、この価格帯で一通り揃えている点が支持の中心です。
視覚的な満足度についても評判は良好です。172×320ピクセルの解像度に60Hzのリフレッシュレートが組み合わされているため、エントリーモデルとしては十分すぎる画面操作性だという評価が目立ちます。同価格帯・同クラスの他機種と比べても、画面操作の滑らかさはトップクラスだという声もあります。
一方で、上位モデルと比べたときの割り切りに触れる評判もあります。GPSは非搭載で、ディスプレイも有機ELではなく液晶(TFT)です。基本的な健康管理と通知確認に機能を絞ったモデルだと理解して選ぶ必要があります。
バッテリーは軽い使用で21日、心拍を1分間隔で測ると8日に短縮する

Smart Band 11 Activeのバッテリーは300mAhで、駆動時間は使い方によって大きく変わります。心拍数の計測間隔を30分ごとに設定した場合は最大21日間、1分ごとの高頻度計測に切り替えると最大8日間程度まで短くなります。詳細な健康データを求めて計測頻度を上げるほど、バッテリーの持ちは短くなるという関係です。
3,980円の製品でありながら3週間近く充電なしで使えるという点は、口コミでも高く評価されています。スマートウォッチにありがちな「毎日充電しないといけない」という手間を大きく減らせるからです。自分の使い方に合わせて計測間隔を調整すれば、通知確認中心のライトユースなら3週間、心拍を細かく追いたいなら1週間強、という使い分けができます。
5ATM防水でプールでも使えるが、GPSは非搭載という割り切り

Smart Band 11 Activeは5ATM(50メートル相当)の防水性能を備えており、プールでの水泳や海辺の浅瀬でのアクティビティ中でも着用できます。水泳時の消費カロリーや運動時間も計測できるため、「3,980円で泳げるスマートバンド」という紹介がされることもあります。日常生活での水濡れを気にせず使える点も、防水性能の評判を後押ししています。
ただし、この価格帯ゆえの割り切りとしてGPSは搭載されていません。ランニングなどでバンド単体の位置情報付きデータを求める人には向きません。スマートフォンを携帯した状態でMi Fitnessアプリと連携させる使い方が前提になります。50種類以上のスポーツモードは内蔵されているため、種目の記録自体は幅広くカバーできます。
ここで使われている「5ATM」という表記は、気圧を基準にした防水性能の指標です。ATMは気圧を表す単位で、1ATMごとに水深10メートル相当の圧力に耐えることを示しています。つまり5ATMは水深50メートル相当の圧力に耐える計算になり、「50m耐水」や「5気圧防水」という表記も同じ性能を指します。スマートフォンなどでよく見るIP等級とは別の規格で、IP等級はほこりや水の侵入に対する保護の度合いを2桁の数字で示すのに対し、ATM規格は水圧への耐性を示すという違いがあります。ウェアラブル端末の耐水性能を見るときは、どちらの規格で表記されているかを確認しておくと安心です。
ディスプレイは1.47インチ液晶、60Hzの操作感が評判を押し上げる
ディスプレイは1.47インチで、解像度は172×320ピクセルです。ストラップや突起部分を除いた本体サイズは43.5×25.8×10.2mm、重量は本体のみで18gという軽さです。装着していることを忘れるくらいの軽量設計になっています。
デザイン面では、腕時計を思わせる丸みのあるフォルムにメタリック調のフレームを組み合わせ、コンパクトながら洗練された印象を実現しているという評価があります。マットメタリック塗装のフレームに立体的な2.5D曲面ガラスを組み合わせ、ストラップには縦ストライプのテクスチャーを施すなど、価格帯を感じさせないディテールにもこだわりが見られます。
ディスプレイ自体は有機EL(AMOLED)ではなく液晶(TFT)を採用しているため、発色の鮮やかさやコントラストの面では上位モデルに一歩譲るという指摘もあります。とはいえ60Hzのリフレッシュレートによってスワイプ操作やアニメーション描画は非常になめらかで、日常的な操作感の良さが総合的な満足度を高めています。
心拍・SpO2・睡眠・ストレスをまとめて追える健康管理機能
Smart Band 11 Activeは、終日の心拍数モニタリングと血中酸素飽和度(SpO2)の24時間モニタリングに対応しています。睡眠の深さや時間帯を分析する睡眠トラッキング機能、一日を通じたストレスモニタリング機能も搭載されており、女性の健康管理機能として月経周期のトラッキングにも対応しています。
3,000円台の価格からは想像しにくいほど、睡眠トラッキングや歩数計の精度が優秀だという声が複数のレビューで見られます。心拍・SpO2・ストレスといった基本的な健康管理機能を一通り備えている点は、初めてスマートバンドを使う人の満足度を高める要素になっています。
搭載されているセンサーは、心拍数計測用のPPGセンサー、加速度センサー、9軸モーションセンサーです。これらによって心拍数・歩数・睡眠状態・運動データを計測しています。なお、Smart Band 11 Activeは医療機器ではないため、計測される数値はあくまで日常生活における参考値として扱う製品です。疾病の診断や予防、治療を目的とした機器ではなく、個人の健康管理や日々の参考データとして利用することを前提としている点は、公式情報としても明記されています。
Smart Band 11 Activeが採用しているPPGセンサーは、光を使って血流の変化を捉える方式の心拍センサーです。一般的なPPGセンサーは、肌に向けて発した光がヘモグロビンにどれだけ吸収されるかを見て、脈波の形を検出しています。動脈は拍動によって血液量が変化するため、そこで生じる光の吸収量の変化を捉えることで、心拍数を割り出す仕組みです。血中酸素飽和度(SpO2)の計測も同様の原理を応用しており、赤色光と赤外光という2種類の光の吸収比率の違いから、血液中のヘモグロビンがどれだけ酸素と結びついているかを推定しています。こうした光学式のセンサーは医療機関で使われるパルスオキシメーターとも共通する仕組みで、ウェアラブルデバイスへの実装が進んだことで、手首に着けたまま日常的に心拍やSpO2を追えるようになりました。
一般的なウェアラブルデバイスの睡眠トラッキングは、加速度センサーによる体の動きの検出と、PPGセンサーによる心拍数の変化を組み合わせて睡眠状態を判定する仕組みです。脳波を直接測る医療用の検査とは違い、動きと心拍のパターンから睡眠と覚醒を推定するため、深い睡眠と浅い睡眠を細かく区別する精度には限界があります。一方で、睡眠と覚醒の識別についてはある程度の精度で測定できることが確認されており、日々の睡眠時間や傾向をおおまかに把握する用途には十分に活用できます。バッテリー消費を抑えるため、医療用デバイスのように常時脈拍を測り続けるのではなく、一定のタイミングで計測する方式が一般的なウェアラブルデバイスでは採用されています。
素材はプラスチックだが、メタリック塗装で安っぽさを抑えた質感
素材面については、評判が分かれるポイントです。ボディは軽量なプラスチックで構成されていますが、中央フレームにはメタリック仕上げが施されており、従来のシャオミ製スマートバンドに見られがちだった「プラスチックっぽさ」からの脱却を意識した設計だという指摘があります。
一方で、プラスチック素材特有の「おもちゃっぽさ・安っぽさ」が気になる場面があるという実際の使用感の報告も見られます。メタリック塗装によって見た目の高級感は演出されているものの、質感そのものは価格帯相応だという評判もあり、上位モデルの金属調フレームとは触感が異なります。
装着感については、本体18gという軽さから、就寝時に着けたまま睡眠トラッキングを行う際にも違和感が少なく、快適に使用できるという声が挙がっています。手首への負担が少ない軽量設計は、24時間つけっぱなしでの健康データ計測を前提とするスマートバンドとして理想的な特性です。なお、発売から間もない製品であるため、長期間使用したうえでの詳細なレビューはまだ少ない状況にあります。公式スペックと、数ヶ月使用したあとの装着感やバッテリーの実測値には差が出る可能性もあるため、今後のユーザーレビューも合わせて確認しておきたいところです。
通知は1日200件のメッセージと15件の着信に対応する
Smart Band 11 Activeはスマートフォンと連携した通知機能にも対応しており、1日あたり最大200件のメッセージ通知、15件の着信通知、3件のアラーム設定を扱えます。LINEやメールなどのアプリ通知を手首で確認できるため、スマートフォンを取り出す頻度を減らしたい人には便利な機能です。
ただし、通知の表示や返信はあくまで簡易的な確認用途にとどまります。スマートウォッチのようにアプリを直接操作したり、通知に詳細な返信をしたりすることはできません。通話機能や多機能なアプリ操作を求める人にとっては、この点が物足りなく感じられる可能性があります。あくまで健康管理と通知確認が中心の設計だと理解しておく必要があります。
接続はBluetooth 5.3 BLEに対応し、専用アプリの「Mi Fitness」と連携します。対応OSはAndroid 8.0以降、iOS 14.0以降なので、幅広いスマートフォン環境で利用できます。Mi Fitnessと連携すれば、心拍数・睡眠・ストレス・歩数などのデータを一元管理できるほか、通知の確認やバンド側の設定変更も行えます。
採用されているBluetooth 5.3は、省電力性を高める仕組みが追加された規格です。無通信の時間帯には通信間隔を広げて消費電力を抑えつつ、必要なときには素早く反応できるように調整する仕組みが導入されています。従来のBluetoothは決まったパターンで周波数を選んでいましたが、5.3世代ではリアルタイムに通信状況を判断して、より安定した電波帯を選ぶようになりました。バッテリー駆動時間を重視するスマートバンドにとっては、こうした通信規格側の省電力性も、長時間駆動を支える要素の一つになっています。
カラーはグレー・ブラック・ポメロピンクの3色、価格は3,980円
カラーバリエーションはグレー、ブラック、鮮やかなポメロピンクの3色が用意されています。落ち着いた色味から華やかな色味まで揃っているため、性別や好みを問わず選びやすいラインアップです。
市場想定価格は3,980円(税込)で、発売日は2026年8月27日(木)の12時でした。購入先は、Xiaomi Store各店やXiaomi Service Center秋葉原店といった実店舗のほか、Xiaomi公式サイト、Xiaomi公式楽天市場店、Amazon.co.jp、シャオミ・ジャパン公式TikTok Shop、Yahoo!ショッピングなど多様な販路で展開されています。
上位モデルのSmart Band 10との違いはディスプレイと素材

Smart Band 11 Activeの立ち位置を理解するには、同シリーズの上位モデルであるSmart Band 10や、旧モデルのSmart Band 9 Activeとの違いを見るとわかりやすいです。Smart Band 11 Activeは価格を抑えた廉価版・入門モデルで、Smart Band 10はより機能性と質感を重視した標準モデルという位置づけの違いがあります。
ディスプレイについては、Smart Band 11 Activeが液晶(TFT)の四角いスクエア型であるのに対し、Smart Band 10は有機EL(AMOLED)を採用した発色の鮮やかな細長い楕円型で、常時表示にも対応しています。機能・素材の面でも、Smart Band 11 Activeは必要十分なヘルスケア機能を備えた軽量プラスチックボディですが、Smart Band 10はより高精度なセンサー、自動輝度調整、豊富な運動モード、上質な金属調フレームを採用しています。
なお、Smart Band 11 Activeと同時期には、中国市場で1.72インチの有機ELディスプレイと最大輝度2,000ニトを備えた上位シリーズの無印「Smart Band 11」も展開されています。厚さ9.99mm、重量15.58gとさらに薄型軽量で、価格は289元からとなっており、セラミック仕上げや金属フレームの上位グレードも用意されています。画面の美しさや薄さ、素材の高級感を追求するなら無印のSmart Band 11、価格とバッテリー駆動を優先するならActive版という選び方になります。
Smart Band 10で変わったのは「画面の見やすさ」と「健康機能の細やかさ」がまとまって良くなった点で、旧モデルのSmart Band 9系で画面も機能も満足しているユーザーにとっては、急いで買い替えるほどの差ではないという評価もあります。Smart Band 11 Activeは、上位モデルの高機能・高画質を求めるのではなく、価格を抑えつつ基本的な健康管理機能と長時間バッテリーを確保したい人向けのモデルです。
スマートバンド市場は拡大が続き、価格帯の選択肢も広がっている
Smart Band 11 Activeが受け入れられている背景には、スマートバンドやフィットネストラッカーを含むウェアラブル市場全体の拡大があります。市場調査では、スマートリストバンド市場の規模は2025年から2026年にかけて拡大が続くとされ、スマートウェアラブル市場全体でも同様の成長が見込まれています。フィットネスや健康への意識の高まり、センサー技術の進歩、電子機器のコスト低下などが、成長を後押ししている要因として挙げられています。
こうした市場の広がりにともなって、価格帯のバリエーションも増えてきました。数万円クラスの高機能スマートウォッチだけでなく、数千円台で健康管理の基本機能を体験できるモデルが選びやすくなっています。Smart Band 11 Activeは、この価格帯の広がりの中で、コストパフォーマンスを軸に評判を集めている一台と位置づけられます。センサー技術のコストが下がったことで、エントリーモデルでも心拍数やSpO2、睡眠トラッキングといった機能を一通り搭載できるようになった点は、この製品の評判を支える土台にもなっています。
Smart Band 11 Activeがおすすめなのは、初めてスマートバンドを試す人
これらの評判を総合すると、Smart Band 11 Activeが向いているのは、まず初めてスマートバンドやウェアラブルデバイスを試したい人です。3,980円という手頃な価格で、心拍数・SpO2・睡眠・ストレスといった基本的な健康管理機能を一通り体験できるため、「まずは試してみたい」というニーズに応えられます。
価格を抑えつつ長時間のバッテリー駆動を重視する人にも向いています。最大21日間というバッテリー持続時間は、頻繁な充電を避けたい人にとって大きな利点です。水泳やプールでの運動を日常的に行う人にとっても、5ATMの防水性能は安心して使える大きなポイントです。泳ぐ際にも身につけたまま運動データを記録できます。
反対に、GPSによる正確な位置情報付きの運動記録を求める人、有機ELディスプレイによる高精細な画面表示を重視する人、通話機能やアプリ操作を含めたスマートウォッチとしての多機能性を求める人には、Smart Band 10などの上位モデルを検討したほうが満足度は高くなるでしょう。
Smart Band 11 Activeは、3,980円という価格でありながら、1.47インチディスプレイ、最大21日間のバッテリー駆動、5ATM防水、そして心拍数・SpO2・睡眠・ストレスの基本的な健康管理機能を一通り搭載した、バランスの取れたエントリーモデルです。GPS非搭載や液晶ディスプレイによる発色面の限界、プラスチック素材による質感の割り切りはありますが、コストパフォーマンスを最優先するなら選びやすい一台だと言えます。








